こんにちはー!のしりんです。
記念すべき第一回目は「お米の炊き方」についてのお話をしたいと思います!!
突然ですが、キャンプ飯に一番大事なものって何だと思いますか?
そうですね。白いご飯ですね。(異論は認めます)
世の中にいろいろなキャンプ飯はありますが、やっぱりベースとしてほしい白米!
子供のころ林間学校とかで飯盒炊爨(はんごうすいさん)体験とかした人もいるかと思います。
普段の炊飯器とは違う入れ物で、焚火を使い、外でご飯を炊くっていうのは
やっぱりアウトドア感あって気分が乗りますよねー
でも!!
いざ飯ごう炊さん!!ってなっても、そもそもどうやって作るの?昔やったけど思ったよりパッサパサ、、、おこげとかいうレベルじゃなく焦げまくりんぐ!不味いッ!!ってなって断念している方、いるんじゃないでしょうか?
そんなあなたに!!
簡単!テキトー!でメッチャおいしく炊ける方法を伝授します!
ちなみにこの方法は、蓋があって火にかけられる調理器具(入れ物)なら大体何でもOKで
薪でもガスコンロでもOKです。つまり家でも飯ごうでキャンプ気分が味わえます!
雨の日や昨今のコロナ等で外出しにくい日でもキャンプ気分が味わえる革命なのです!
では早速お話していきましょう
炊き方
初めにどう炊けばいいか結論をお伝えします
とりあえず以下を見てご飯を炊けば成功します!
2,000円くらいの飯ごうで8万円の高級炊飯器で炊いたくらいの味にはなります
この方法は通常の飯ごうだけでなく、フライパン、鍋、土鍋、メスティン(弁当箱みたいなやつ)など全対応です
素材もアルミ、ステンレス、鉄、土鍋どれでもOKです。チタンとかはアルミ、ステンレスと同様です
多分蓋さえあれば竹とかでもいけると思います
解説
ではこの炊き方について解説を交えながら順番にご説明しますねー
今回説明のため、豆型飯ごうを使用し、家のコンロで炊いてキャンプ気分を味わってみます。
全体を通して重要なのはお米のデンプンをα化することです!
実は炊いたお米が甘くおいしくなるのは、お米がα化したことにより味がおいしく変化するためなのです
つまりこれからお伝えする炊き方はこのα化を効率よく進めてふっくら炊き上げる方法ということです!
吸水
まずは一番左の吸水です
吸水とは書きましたが、一番初めにやることはお米を研(と)ぐところからですね
目安としては水を入れたお米を3秒ガショガショかき混ぜてください
そしたら水だけ捨ててください。これを1セットで米の量(合)プラス1回くらいがイイ感じです。米2合なら3回
無洗米でも1回研ぐと吸水がしやすくなりおいしくなります
とぎ終わったら水を入れます。米1合に対し180~200mlくらい入れてください
夏なら30分、冬なら60分ほど置いておいてください
なお吸水は必ず行うようにしてください!
実はお米のα化にはデンプンだけではなく、デンプンの30%の水が必要なのです
吸水せずに炊くとお米が水を吸収する前に炊きあがってしまい、お米にα化していない芯が残ります
飯ごうで炊いたときにパッサパサで不味くなる原因の大部分がコレです
高級炊飯器だと圧力を使ってこの問題を解決するのですが、炊飯器を使わない炊き方では吸水が必須です!!
加熱・沸騰
次は加熱と沸騰です
飯ごうに蓋をして強火にかけます
キャンプで焚火をしている場合は火の中に突っ込んじゃってOKです
沸騰すると湯気がたくさん出る、蓋が持ち上がる、吹きこぼれるのどれかが起こるので
確認したら速やかに「煮る」に移ってください
鍋の厚さや素材、水の量、火の強さで沸騰するまでにかなりの時間差があります
今回の例ではアルミ飯ごうに2合の米、400mlの水で約4分で沸騰しました
例えばメスティンだと2分前後、フライパン、土鍋だと10分以上沸騰するまでにかかったりするので
入れ物の厚みで大体の時間を想定してください
このタイミングで米が焦げたりとかはないので、焦らず沸騰しているかどうかを確認して大丈夫です
加熱のタイミングでもα化が進むのですが、加熱が長いとα化したデンプンが溶け出し煮崩れを起こしてしまいます
この加熱の時間を強火で短くすることにより煮崩れを減らし、炊いた米がべちゃっとしてしまうのを防ぎます
そんなに強火にしたら焦げちゃわない??
そんな意見もあるかと思いますが、大丈夫です!
飯ごうに水が多く入っている限り水の温度は100℃を超えることはないのでこのタイミングでお米が焦げることはないんです!
煮る
今度は火を超弱火にしてお米を煮ます
超弱火はガスコンロの最弱のレベルです。薪で火を焚いている場合は手を近づけたときに「あっつい!」と「あったかい」の間くらいになるところまで火から遠ざけます
噴き出した湯気が止まらないくらいには温めてください
ここからは蒸らし終わるまで蓋は開けないようにしてください
ここではα化を進める事と水分を減らしていくフェーズになります
大体10分前後、米が多い時は13分前後経ったら火を止めてしまってOKです
おこげが欲しい場合はこの火を止めるタイミングで強火にして1~3分くらい待てばできます
先ほども言いましたが、 ここではα化を進める事と水分を減らしていくフェーズになります
沸騰している状態というのはデンプンが最もα化するので、始めのうちは火を調節して沸騰をキープする必要があります
ただしこのタイミングでは水がどんどん蒸発して減っていくので、火を弱めるタイミングをミスると簡単に焦げちゃうんですね
そこで超弱火にする事で沸騰を長めにキープしつつも、水が減っても焦げないようになり炊飯の成功率がグンッと上がるんですねー
ですので、ここで火を止めちゃうと沸騰がすぐ止まってしまいα化できずうまみが減り
強火にしたり長く煮過ぎると焦げの原因になります
蒸らす
ここまで来たら火のないところで15分以上放置しておくだけなので勝利です。優勝です。もう右手を高く掲げて勝利のポーズを決める準備を始めてしまって構いません
一応気を付ける点としては、15分経つまで蓋は外さないようにしてください
この蒸らし作業では残った水分を米に吸収させてふっくらさせるフェーズになります
実は蒸らし作業を開始した時点ではまだお茶漬けとかクッパみたいに米と水が分かれててべちゃべちゃしちゃってるんですよね
なので別れた水をすべて米に吸収させる必要がある。これが蒸らしフェーズということです
完成!!
いよいよ蓋を開けてつやつやご飯とご対面です!
おいしそうに炊けたご飯を見てあなたは勝利のポーズを決める事でしょう
蒸らしの間に用意しておいたおかずと合わせてキャンプ飯の完成です!
まとめ
今回ご紹介した方法は飯ごうでやりましたが、蓋さえあればたいていの調理器具でおいしく炊けます
そして今回は白米でしたが、具材や出汁をいれて同じように炊くことで簡単に炊き込みご飯も作れます♪
この方法さえ覚えれば家でもキャンプ気分!慣れないキャンプでも米だけはうまく炊ける!ってことでいい思い出を作れます!
皆さんぜひとも自分のお気に入りの炊き具合を見つけて楽しいキャンプライフを謳歌しちゃってください!!
次回の記事ではおすすめのキャンプ調理器具についてお話していこうかなーと思います
では今回はこの辺で、また会いましょうーバイバイ(=ω=)ノシ