こんにちは!のしりんです!
今日は、キャンプに使えるおすすめの鉄フライパンについてのブログ記事を書いてみました。
鉄フライパンは、丈夫で熱伝導率が高く、様々な料理に対応できる優れた調理器具です。
しかし、どのように選び、手入れすればよいのでしょうか?この記事では、鉄フライパンの特徴と選び方、手入れ方法と注意点、そしておすすめ商品5選を紹介します。
キャンプで美味しい料理を作るために、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは早速始めましょう!
鉄フライパンの特徴と選び方
まずは、鉄フライパンの特徴と選び方について説明します。
鉄フライパンは、丈夫で耐久性が高く、熱伝導率が高いという特徴があります。そのため、強い火力にも耐えられ、短時間で手早く調理することができます。炒め物やステーキなどのグリル料理、煮込み料理など様々な料理に対応できます。また、使えば使うほど油がなじみ、調理しやすくなるという魅力もあります。鉄フライパンは、使い込むほどに味が出てくるので、自分だけのオリジナルフライパンを育てることができます。
しかし、鉄フライパンにもデメリットがあります。重さがあることや錆びやすいこと、焦げ付きやすいことなどです。これらのデメリットを解消するためには、適切な手入れや使い方が必要です。例えば、使用前には油ならしをして表面に油膜を作り、使用後には水洗いして水気を拭き取り、油を塗って保管するなどです。
では、キャンプに使えるおすすめの鉄フライパンを選ぶ時には、どのようなポイントに注意すればよいでしょうか?以下に5つのステップを紹介します。
《ステップ1》素材で選ぶ
キャンプ用の鉄フライパンには、銑鉄や鋳鉄など様々な素材のものがあります。それぞれの素材には以下のような特徴があります。
- 銑鉄(せんてつ):熱伝導率が高く、蓄熱性に優れています。一枚板で作られているものが多く、丈夫で長持ちします。しかし、重さがあることや錆びやすいことに注意が必要です。
- 鋳鉄(ちゅうてつ/いてつ):保温性が高く、冷めにくいです。厚みがあるため、じっくり火を通す料理に向いています。しかし、温まりにくいことや重さがあることに注意が必要です。
《ステップ2》収納性・運びやすさ
キャンプ用の鉄フライパンは、持ち運ぶ時や収納する時にかさばらないように工夫されたものがおすすめです。例えば、
- 取っ手を外せるもの
- スタッキングできるもの
- 収納ケースが付属しているもの
などです。また、重さも考慮する必要があります。登山や徒歩キャンプでは軽量なものを選びましょう。
《ステップ3》蓋の有無
蓋があると料理の幅や効率が大きく変わります。蓋があれば、
- 蒸したり煮込んだりできる
- 火力を抑えられる
- 調理の進行具合が確認できる
などのメリットがあります。蓋を選ぶ時は、フライパンのサイズにぴったり合ったものを選びましょう。フライパンと同じメーカーのものがあれば安心ですが、ない場合はフライパンの底の直径ではなく、フチの内側の直径とサイズが合うものを選びましょう。
《ステップ4》取っ手の素材
鉄フライパンの種類によっては、取っ手と一体型のものがあります。そういったタイプは、調理中に取っ手部分も熱くなってしまうことがあります。その場合は、タオルやハンドルカバーなどを使って対策しましょう。また、取っ手が木製や筒状になっているものは、熱が伝わりにくいので安心です。
《ステップ5》どんな料理を作りたいか
最後に、キャンプでどんな料理を作りたいかということも重要です。鉄フライパンは、サイズや形状によって使いやすさや料理の仕上がりが変わってきます。例えば、
- 炒め物やグリル料理なら平底タイプ
- 煮込み料理やシチューなら深型タイプ
- アヒージョやオムレツなら小型タイプ
などです。自分の好みや目的に合わせて鉄フライパンを選びましょう。
実際にキャンプで使えるおすすめの鉄フライパン5選
今回は、実際にキャンプで使えるおすすめの鉄フライパン5選を紹介します。それぞれの鉄フライパンの素材、サイズ、重さ、価格、メリット、デメリットなどを比較してみましょう。
1.Turk(ターク)クラシックフライパン
Turk(ターク)クラシックフライパンは、ドイツの職人が銑鉄の塊から一枚板で作り出した本格派の鉄フライパンです。熱伝導率が高く、蓄熱性に優れています。強靭でつなぎ目のない一体型のフライパンなので、劣化やサビの心配がありません。適切な手入れをすれば半永久的に使用できます。見た目もシンプルで格好いいですね。IH対応も可能です。
- 素材:銑鉄
- サイズ:φ18cm〜φ36cm
- 重さ:0.8kg〜2.6kg
- 価格:15,400円〜49,500円
- メリット:熱まわりがよく蓄熱性に優れている、強靭でつなぎ目のない一体型のフライパン、適切な手入れで半永久使用ができる、職人によって一つ一つ鍛錬仕上げ、見た目もシンプルで格好いい、IH対応
- デメリット:重さがある
2.ニトリスキレット
ニトリスキレットは、お手頃な価格で購入できる鋳鉄製のスキレットです。保温性が高く冷めにくいのが特徴です。蓋付きのものもあります。アヒージョやオムレツなど小さめの料理に最適です。焼き慣らしや手入れも簡単です
- 素材:銑鉄
- サイズ:φ18cm〜φ36cm
- 重さ:0.8kg〜2.6kg
- 価格:15,400円〜49,500円
- メリット:熱まわりがよく蓄熱性に優れている、強靭でつなぎ目のない一体型のフライパン、適切な手入れで半永久使用ができる、職人によって一つ一つ鍛錬仕上げ、見た目もシンプルで格好いい、IH対応
- デメリット:重さがある
3.ペトロマックスシュミーデアイゼンフライパン
ペトロマックスシュミーデアイゼンフライパンは、ドイツ発祥の老舗ブランド「ペトロマックス」が作った鍛造鉄製のフライパンです。厚みがあるため保温性が高く、じっくり火を通す料理に向いています。表面には特殊なワックス加工が施されており、焦げ付きにくくなっています。取っ手は木製で熱くなりにくいです。IH対応も可能です。
- 素材:鍛造鉄
- サイズ:φ20cm〜φ32cm
- 重さ:1.1kg〜2.4kg
- 価格:4,180円〜7,480円
- メリット:保温性が高く、じっくり火を通す料理に向いている、特殊なワックス加工で焦げ付きにくい、取っ手が木製で熱くなりにくい、IH対応
- デメリット:重さがある、ワックス加工が剥がれることもある
4.ロッジロジックスキレット
ロッジロジックスキレットは、アメリカの鋳鉄製品の老舗ブランド「ロッジ」が作ったスキレットです。耐久性が高く、世界中のキャンプ愛好家に愛されています。表面にはシーズニングと呼ばれる油ならし加工が施されており、使えば使うほど味が出てきます。取っ手は一体型で丈夫です。IH対応も可能です
- 素材:鋳鉄
- サイズ:φ15cm〜φ41cm
- 重さ:0.9kg〜5.4kg
- 価格:2,200円〜12,000円
- メリット:耐久性が高く長持ちする、シーズニング加工で使えば使うほど味が出てくる、取っ手が一体型で丈夫、IH対応
- デメリット:重さがある、取っ手も熱くなる
5.南部鉄器Piatto(ピアット)
南部鉄器Piatto(ピアット)は、岩手県の伝統工芸品である南部鉄器を使ったフライパンです。南部鉄器は、鉄分を多く含む粘土を用いて作られた鋳物で、熱伝導率や保温性に優れています。ストーブ炉内で本格的なピザが焼けます。ハンドルは着脱式なので、テーブルに載せたときに邪魔になりません。また、夏場はパン本体を冷やし、お刺身やフルーツなどを盛り付けることも出来ます。
- 素材:南部鉄器
- サイズ:φ24cm
- 重さ:本体1300g、ハンドル260g
- 価格:8,800円〜9,980円
- メリット:南部鉄器の熱伝導率や保温性を活かしたフライパン、軽量化やデザイン性にもこだわっている、ハンドルは着脱式なので、テーブルに載せたときに邪魔になりません。
- デメリット:重さがある
以上が、キャンプに使えるおすすめの鉄フライパン5選でした。
鉄フライパンの手入れ方法と注意点
今回は、鉄フライパンの手入れ方法と注意点について説明します。鉄フライパンは、適切な手入れをすれば長く使える優れた調理器具ですが、逆に手入れを怠ると錆びたり焦げ付いたりしてしまいます。そうならないためには、以下のポイントを覚えておきましょう。
《ポイント1》使用前に油ならしをする
鉄フライパンは、使用前に必ず油ならしをしてください。油ならしとは、鉄フライパンの表面に油膜を作って焦げ付きにくくすることです。油ならしをすることで、鉄フライパンが食材の味や香りを吸収して美味しくなります。油ならしの方法は以下の通りです。
- 食器用洗剤で鉄フライパンを洗い、水気を拭き取る
- フライパンを中火で加熱し、完全に水気を飛ばす
- フライパンに多めの油(1/2~1カップ)を入れて熱する
- 弱火で3分程度加熱する(この3分間が油の膜を作る大事な時間です)
- 火を止めて余分な油をオイルポットなどに戻す
- キッチンペーパー等を使い、擦り込むように拭き取る
《ポイント2》使用後に水洗いして油を塗る
鉄フライパンは、使用後にすぐに水洗いしてください。食器用洗剤は使わず、たわしやささらで汚れを落とします。洗剤を使うとせっかく馴染んだ油が落ちてしまいます。汚れがひどい場合は食器用洗剤で洗ってもOKですが、その場合は必ず油ならしをやり直してください。
水洗いした後は、水気を拭き取り中火で加熱して完全に水気を飛ばします。水分が付着したままでは必ず錆びますので注意してください。最後にキッチンペーパー等で内側と外側両方に油を塗って保管します。
《ポイント3》焦げ付きや錆びができたら早めに対処する
鉄フライパンは、焦げ付きや錆びができても再生できます。焦げ付きや錆びが発生した場合は、早めに対処してください。
焦げ付きが発生した場合は、以下の方法で落とします。
- 鉄フライパンに水を入れて沸騰させ、焦げ付きを柔らかくする
- スチールたわしや金属ヘラで焦げ付きを擦り落とす(落ちない場合は磨き粉を使用する)
- 水気を拭き取り中火で加熱し、完全に水気を飛ばす
- 最後に必ず油ならしを行う
錆びが発生した場合は、以下の方法で落とします。
- 鉄フライパンを熱してから焼きし、錆びを焼き切る
- スクレーパー(焦げ付きや汚れを落とすヘラのようなもの)でこそぎ落とす
- サンドペーパー(#200がおすすめ)で表面を削る
- メラミンスポンジで表面を磨く
- から焼きと油ならしを行って完了
以上が、鉄フライパンの手入れ方法と注意点についてでした。
終わりに
鉄フライパンは、適切な手入れをすれば長く使える優れた調理器具です。
キャンプで美味しい料理を作るために、鉄フライパンの手入れをしっかり行いましょう。
このブログ記事がお役に立てれば幸いです。
それではまた!